ブルーレイのコレクションにDolby TrueHDやDTS-HD Master Audioを収録したディスクが増え、最近ではDolby Atmos音声版も徐々に増えてきたので、自宅のAVルームの古くなったスピーカー(3-1-2のSWを除く5台)を総入れ替えするのにちょうどよいタイミングと思い、本製品をチョイス。 新たにスピーカーを2台追加して、5-1-2配置で再セッティング(7台すべてfostexの10cmフルレンジ:FE103Enで統一)しました。 もちろんメインはDolby Atmos再生なので、追加分のハイトチャンネルSPの取付位置は迷うことなくトップミドルを選定。 音場補正も問題なく終了し(補正中にトップミドル右側を+-逆位相で接続していたのを指摘されました…冷や汗)、オプション機能で各チャンネルごとの音量補正も終えて、早速「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション」を視聴。結果、その自然なドーム状の包囲感が100インチスクリーンの映像とぴったりマッチして、大満足。 これまでの5.1ch再生では、個々の効果音が「オレはここで鳴ってるぞ!」とばかりに存在を主張しているような印象でしたが、こちらは文字通りの渾然一体。ふんわりと包み込まれながらそれでいて明瞭に四方八方から降り落ちてくる…そんな感覚です。 加えて、従来のドルビーデジタル5.1chやDolby TrueHDも、アップミックス機能(ドルビーサラウンド)を使えば、全チャンネルにサウンドが再構成されて振り分けられ、包囲感も格段にアップ。 言うこと無しと思っていましたが…DTS-HD Master Audio収録の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を再生してみたところ、「あれ、なんか違う…」。包囲感が弱く、個々の音がきつめなんですね。 ふと思いついて駆動中のアンプを表示させてみると、なんとトップミドル分が作動しておらず、従来通りの5.1ch再生になっていました。 考えてみれば当然のことなんですが、DTS-HD Master Audioをセレクトしているときは、「3-1-4」のサラウンドバックSPの使用が前提なんですから、トップミドルSPは除外されて当たり前。さらにアップミックス機能のドルビーサラウンドがDTSに対応するわけもなく、これは「007/スペクター」や「オデッセイ」、「図書館戦争 THE LA